大腸内視鏡検査(下部消化管内視鏡検査)
大腸内視鏡検査は予約が必要です。
診察時間内に 052-851-1648 へお電話いただくか、直接ご来院ください。
大腸内視鏡検査同意書(PDF)
検査の範囲と目的
直腸から盲腸までの大腸の粘膜を内視鏡にて観察します。5mm以下の早期大腸がんも発見可能です。
当院での大腸内視鏡検査の流れ
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検査希望日の1週間前までに一度診察に来ていただき、医師の診察後にスタッフより準備と前処置、検査や手術の流れについて詳しく説明します。
前日の食事は、原則として検査食1日分〔当院で購入:3食+間食セット 1,500円(税込)または1,800円(税込)〕のみを、召し上がっていただきます。検査食がどうしても苦手な場合は、看護師が指示するような繊維質(きのこや野菜など)が入らない軽めの食事を17時までに取っていただきます。それ以降は検査まで絶食にしていただきますが、お水やごく薄いお茶などの透明で糖質の入っていない水分は、検査前まで制限はありません。前日の夜、寝る前に下剤を内服します(前夜に下剤を内服することで、前処置がスムーズに済みます)。
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自宅で7時~8時頃から、2リットルの洗浄液を内服していただきます。便が透明になったら検査が可能です。便がなかなか透明にならなければ、高圧浣腸にて大腸を洗浄します。
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大腸内視鏡時には腸のぜん動運動を緩める鎮痙剤を注射しています。また、女性や腹部の開腹手術後などで痛みが強いと予測される方には、鎮静剤を使用します。
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通常、大腸を洗浄しながら盲腸付近まで挿入し、引き抜きながら観察しますので、約30分程度の検査時間です。ポリープがあった場合は、ポリペクトミーという切除手術に変更となります。ポリペクトミーは、事前に同意があり、また、入院が不要な概ね1.5cm以下の場合にのみ行います。ポリープをジャンボ鉗子やスネアという処置具を用いて病変を切り取ったり、電気で焼ききったりします。ポリープの数や大きさにもよりますが、10〜60分程度時間が長くなります。同意がない場合や、入院して切除した方がいいと医師が判断した場合は、組織検査のみ行います。
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何も病変がなければ検査は終了です。検査のみの場合は、制限はなく普段通りの生活にすぐに戻る事ができます。ポリープを取った方は、取った組織と数にもよりますが、手術当日を含め原則として3日間の自宅安静が必要です。また、手術後食事制限があり、栄養剤を当日~翌日にかけて摂っていただき、食事は消化のよい物から始めていただき、手術後7日間アルコールは飲めません。また激しい運動や長湯も7日間禁止です。手術後14日目以降に受診して組織の検査結果をお話しさせていただきます。
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大腸内視鏡検査のおよその費用(保険あつかい)
検査の前処置のための食事と薬がありますので、検査希望日の1週間前までに一度診察に来ていただきます。初診料と感染症の検査代、検査食代がかかります。健診等で感染症の検査が済んでいる場合(概ね2年以内)には感染症の検査代金はかかりません。自費は初診料、再診料、検査食代を含む費用です。組織を採取する場合、病気の疑いがあるということですから保険あつかいとなります。
診察・検査内容 | 負担1割 | 負担3割 | 自費 | |
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初診料+検査食+B型・C型肝炎・梅毒等の検査代 | 約2,700円〜 約3,200円 |
約4,450円〜 約5,600円 |
10,000円 | |
大腸内視鏡 | 検査のみ | 約2,150円〜 約2,500円 |
約5,800円〜 約6,700円 |
25,000円 |
1~3部位の組織検査あり | 約3,600円〜 約6,300円 |
約10,150円〜 約18,200円 |
保険のみ | |
ポリペクトミー 1~3臓器の病理検査あり |
約8,200円~ 約12,000円 |
約22,000円~ 約35,600円 |
保険のみ |
※料金は目安となります(2023年6月現在)。検査や前処置、薬剤等の細かい組み合わせで、多少の誤差があります。
※ポリペクトミーを受けられた場合は、手術になりますから、日帰り手術の扱いです。生命保険に加入している方は、給付が受けられる場合があります。